鹿児島夏の風物詩


今年も暑い夏がやってきました

夏場の鹿児島は東よりの風が多いので、桜島の風下にあたる鹿児島市は降灰の影響を受けやすいのです。
観光客には喜んでもらえる桜島の噴火ですが、生活する私たちには本当に大変。
暑いのに窓は開けられない、洗濯物は外に出せない、洗車してもしても追いつきません。
桜島は大好きだし、見る度に元気をもらうけれど、噴火はあまりしてほしくないなぁ。
誰かフタをしてくれないだろうか・・・
そんな鹿児島の暑い夏!美味しいもので元気を出そう!!
今回は夏のおいしいものをご紹介します。

鹿児島の夏と言えば、そうめん流し。
湧水を利用するため、避暑地としても人気です。
お盆休みともなると、帰省客でにぎわいます。
ニジマスの塩焼とおにぎり。好きな人は鯉こくと鯉のあらいもセットで。
人気は指宿唐船峡(とうせんきょう)ですが、県内のあちこちでそうめん流しを楽しむことができます。

そうめん流し

美味しいスイーツも鹿児島には多いです。
ここ数年でジェラート屋さんが増え、鹿児島らしいトロピカルフルーツや黒糖、焼酎などを使ったジェラートを楽しめます。
私のおすすめは「フルーツ&ジェラートさくらじま」。
果物屋さんがやってるジェラート屋さんなので、新鮮なフルーツで作ったジェラートが楽しめます。

かき氷といえば「柳川氷室」。氷屋さんが店頭でかき氷を販売しています。
大重谷原水で作った氷。その氷で作るかき氷はフワフワなのに溶けにくい。いい水は美味しいかき氷ができるんですね。
そして鹿児島のかき氷の代表格「白熊」
フルーツたっぷりのミルク氷です。
お店によってボリュームも味もフルーツも違います。
カップルで1つの白熊を食べるのも夏デートの醍醐味!?
人気のお店は「むじゃき」。大きな白熊のオブジェが目印で観光客も多いです。

白熊

そして海水浴場に行くと食べたくなるのが「両棒餅(じゃんぼもち)」
2本刺しの串が特徴のみたらし団子のようなものです。
磯海水浴場周辺のお店は、大賑わい。
1年中楽しめる味ですが、これも夏に食べたくなる鹿児島の味のひとつです。


※ 著:西ひろみ(鹿児島ホンモノの食研究家 / タレント)
※くろぶたねっと『もぎたて鹿児島丸かじり』第10回より抜粋