くろくろ便り 居酒屋で鹿児島の味を楽しもう!1


鹿児島の居酒屋で焼酎と一緒に地元の料理はいかがですか?


私はお酒が大好きです。「お酒を飲みながらおいしいものを食べたら、悪い人はいなくなる」って思っています。
だから、一緒に仕事をする人、娘の学校の保護者、誰でも飲みに誘います。
それがコミュニケーションを取る一番の方法だと思うからです。
県外からお仕事で鹿児島にいらっしゃる方とは特に、焼酎を飲みながら鹿児島の食の話をするのが大切だと考えています。
皆さん「鹿児島最高ですね~」って言ってくれますし、「将来は鹿児島に住みたい」とまで言ってくれる方もいらっしゃいます。食の力って大きいです(笑)
最近は観光客が多い鹿児島なので、観光客を意識したメニューのお店も増えているので、今回は、鹿児島の居酒屋の料理をご紹介したいと思います。

鹿児島に来たらやっぱり黒豚。豚骨や角煮は鹿児島の伝統料理のひとつで、居酒屋でもよく出されています。
醤油やみそ味がありますが、甘辛く煮込まれていてとても柔らかく、辛口の焼酎にぴったりです。
鹿児島らしいのが「豚の軟骨煮」です。他県で食べられていないと聞いて、びっくりしたほどです。
軟骨がとろけるほど柔らかく煮たもので、「もちもち軟骨」とか「とろとろ軟骨」とか表示されています。
これはぜひ食べてもらいたいです。おでんの中にも入っているほど、居酒屋では定番です。

豚足もおすすめ。男性よりも女性の方が好んで食べるみたい。私も大好きです。
お酒を飲むときは刺身ですよね。周りを海に囲まれた鹿児島は、新鮮な魚を食べられる場所でもあるんです。
トビウオ、カンパチ、ブリ、首折れサバ、マグロ、カツオ、タカエビなどなど、旬の味を楽しむことができます。
鹿児島ならではの「甘口の醤油」でぜひ召し上がってください。鹿児島の醤油や味付けが甘いのは、辛い焼酎に合うからだと言われています。


※ 著:西ひろみ(鹿児島ホンモノの食研究家 / タレント)
※くろぶたねっと『もぎたて鹿児島丸かじり』第7回より抜粋
軟骨煮
きびなごの刺身